全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年9月1日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バルト3国の高気圧:暖気北上
・モンゴル~シベリア105Eのリッジ:暖気
・南大西洋55Wの寒気トラフ:アルゼンチンで寒気北上
・南極大陸125Eの寒冷渦:寒気強化

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~大。特にバルト3国の高気圧を周る流れで蛇行大。
北極点近くに寒冷渦。ノルウェーのWに寒冷渦、フランスにかけて寒気トラフ。バルト3国に高気圧、暖気北上。シベリア75Eに寒冷渦、カザフスタン60Eに寒気トラフ。モンゴル~シベリア105Eにリッジ、暖気。シベリア135Eに寒冷渦、中国NE部にかけて寒気トラフ。シベリア165E、ベーリング海165Wに寒冷渦。アラスカ~ボーフォート海にリッジ。太平洋135Wに寒気トラフ。カナダ80Wに寒冷渦。グリーンランドN部に高気圧。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~大。特に太平洋100Wのリッジを周る流れで蛇行大。
南極大陸:125Eに寒冷渦。ロス海に寒気トラフ。60W~南極点にリッジ。
中緯度偏西風帯以南~70S:アフリカSE部に寒気トラフ。インド洋100Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が35S以北まで北上。オーストラリアSE部に寒気トラフ。太平洋160Wに寒気トラフ。同105Wに寒冷渦。同100Wにリッジ。大西洋55Wに寒気トラフ、850hPa・-4℃がアルゼンチンの40S以北まで北上。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
オーストラリア中部~N部で昇温。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極点周辺、ラプテフ海135E78N付近、カナダ95W60N~120W70N付近
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E71S~125E76S付近
・高極 32℃:サウジアラビア、イエメン、イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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