全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年10月15日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ウクライナ~バルト海のリッジ:暖気
・シベリア100Eのリッジ:昇温
・アラスカN部の高気圧:暖気
・ニュージーランドN部の寒冷渦:寒気北上

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
アイスランドのSWに寒冷渦。フランスに寒気トラフ。ウクライナ~バルト海にリッジ、暖気。シベリア75Eに寒冷渦、カザフスタン80Eにかけて寒気トラフ。シベリア100Eにリッジ、昇温。シベリア135E~中国NE部に寒気トラフ。シベリア160E、ベーリング海170Wに寒冷渦。アラスカN部に高気圧、暖気。北極海100E、同120Wに寒冷渦。アメリカ、カナダ120Wにリッジ、暖気。アメリカ100Wに寒気トラフ。カナダ75Wに寒冷渦。ラブラドル海にリッジ。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
南極大陸:30W、100E、170E、170Wに寒冷渦。60~10Eにリッジ、昇温。135Eに高気圧。
中緯度偏西風帯以南~70S:大西洋30Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が35S以北まで北上。インド洋70Eに寒冷渦。オーストラリアのSの125Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が35S近くまで。ニュージーランドN部に寒冷渦、ニューカレドニアに850hPa・8℃の寒気。太平洋150Wに寒気トラフ。同80Wに寒冷渦。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
オーストラリア中央部で昇温。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:北極海120W84N付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸05E86S、80E87S付近
・高極 28℃:アンゴラ、ザンビア、ナミビア、ボツワナ、南アフリカ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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