全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2020年8月26日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・日本N部の高気圧:昇温
・エルズミーア島~ボーフォート海の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ~カナダ90Wのリッジ:暖気東進
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気南下
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
大西洋30Wに寒気トラフ。グリーンランドのNE、北欧N部に寒冷渦。ロシア40E、トルコに寒気トラフ。ウズベキスタンに寒冷渦、寒気東進。モンゴル100Eに寒気トラフ、寒気南下。中国110Eに寒気トラフ。シベリア110Eに高気圧。北極海165Eに高気圧。アラスカのSWに寒冷渦。エルズミーア島~ボーフォート海に寒気トラフ、寒気南下。アメリカ~カナダ90Wのリッジ、暖気東進。カナダ70Wに寒冷渦、寒気南下。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~大。特に太平洋120Wのリッジを通る流れで蛇行大。
南極大陸:80E~南極点にリッジ、暖気。50E、160E、90Wに寒冷渦。
中緯度偏西風帯以南~70S:大西洋30Wに寒冷渦。南アフリカのWに寒気トラフ、寒気北上。インド洋75Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が35Sまで北上。ニュージーランドのNに寒気トラフ、寒気北上、850hPa・0℃が40S以北まで。太平洋120Wにリッジ。同85Wに寒気トラフ、850hPa・0℃が30Sまで、パラグアイ、ブラジルS部で昇温。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
アフリカ大陸S部(10~20S付近)で昇温。日本N部に高気圧、昇温。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:エルズミーア島とそのW、グリーンランドのNE
・南半球低極 -40℃:南極大陸45E80S、145E75S付近
・高極(26日00UTC) 32℃:サウジアラビアS部、メキシコN部、アメリカW部
・高極(26日12UTC) 36℃:中国80E付近

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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