全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2020年9月26日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ドイツの寒冷渦:アフリカ大陸N部にかけて寒気南下
・北極点近くの寒冷渦:寒気拡大
・東シベリア海のリッジ:暖気東進
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球偏西風帯以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~大。特に地中海~太平洋170Wの流れで蛇行大。
イギリスのWにリッジ、暖気東進。ドイツに寒冷渦、アフリカ大陸N部にかけて寒気南下。ロシア50Eに高気圧、暖気。カザフスタンに寒気トラフ。北極点近くに寒冷渦、寒気強化。バイカル湖に寒冷渦、寒気東進。日本海N部に寒冷渦、日本W部に寒気トラフ、寒気南下。シベリア150E~東シベリア海にリッジ、暖気東進。太平洋170Wに寒気トラフ。アメリカ110Wに寒気トラフ。カナダ100Wに寒冷渦。グリーンランドS部に寒冷渦、大西洋45Wに寒気トラフ、寒気東進。
【南半球偏西風帯以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
南極大陸:50Eに高気圧、暖気。160W(ロス海のNE)に寒冷渦。60Wに高気圧、暖気南下。
中緯度偏西風帯以南~70S:大西洋30Wに寒気トラフ。南アフリカに寒気トラフ、寒気東進、ナミビア、ボツワナに寒気。インド洋95Eに寒気トラフ。タスマン海160Eに寒気トラフ、850hPa・0℃が35S以北まで北上、ニュージーランドで昇温。チリに寒冷渦。アルゼンチンN部にリッジ、アルゼンチンN部~ブラジルS部で昇温。
【低緯度域の850hPa気温の変化】
アメリカ中央部で昇温。

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:グリーンランド30W76N付近
・南半球低極 -40℃:南極点~120E81S付近
・高極(26日00UTC) 32℃:アメリカ105W付近
・高極(26日12UTC) 28℃:アンゴラ~ジンバブエ、アルジェリアSW部周辺、スーダンNE部~イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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