全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2020年10月19日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北極点近くの高気圧:昇温収まる
・シベリア100Eの寒冷渦と寒気トラフ:寒気東進
・カナダ90Wの寒冷渦:SW側に強い寒気
・アルゼンチンN部のリッジ:昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特に大西洋45W~グリーンランドS部のリッジを通る流れで蛇行大。
・北極点近くの高気圧:昇温収まる
・グリーンランドE部の寒冷渦:850hPa・-16℃以下の寒気
・スペインE部~イギリスのリッジ:暖気北上
・リビアN部の寒気トラフ:寒気東進
・ロシアNW部の寒冷渦:広範囲に850hPa・-4℃以下の寒気
・シベリア80Eのリッジ:暖気東進
・シベリア100Eの寒冷渦、モンゴルW部にかけての寒気トラフ:寒気東進
・中国NE部~シベリア120Eのリッジ:暖気東進
・オホーツク海N岸の寒冷渦:W側に850hPa・-16℃以下の寒気
・日本N部の寒気トラフ:寒気東進
・カナダ90Wの寒冷渦:動き遅い、SW側に850hPa・-12℃以下の寒気
・大西洋45W~グリーンランドS部のリッジ:N側の寒気が南下
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大。
・南極大陸120~80Eのリッジ:暖気南下
・アフリカ大陸S部(10S以南)で昇温:ナミビアで850hPa・32℃以上
・インド洋85Eの寒気トラフ:850hPa・0℃以下の寒気が35Sまで北上
・タスマン海160Eの寒気トラフ:寒気東進
・大西洋60Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃以下の寒気が40S以北まで北上
・アルゼンチンN部のリッジ:昇温、850hPa・24℃以上
・ブラジル中部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:グリーンランドE部、シベリア140E62N付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸110E86S付近
・高極(19日00UTC) 28℃:アンゴラ~ボツワナ、メキシコN部、アルゼンチンN部
・高極(19日12UTC) 32℃:ナミビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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