全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年1月7日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランドのEの寒気トラフ:寒気南下
・北欧での降温
・サハリンのWの寒冷渦:強い寒気南下
・アラスカのリッジ:暖気
・アフリカ大陸S部の高気圧:昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特に大西洋35W~アイスランドのWのリッジの流れで蛇行大。
・アイスランドのWのリッジ:暖気東進、850hPa・-4℃線は65Nの少しS
・アイスランドのEの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が60N以南まで
・北欧で降温、850hPa・-12℃以下
・バレンツ海の高気圧:暖気北上、850hPa・-4℃線が75N近くまで
・アフガニスタンの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が30N以南まで
・サハリンのWの寒冷渦:強い寒気南下、850hPa・-20℃線が35Nまで、中国SE部では同-8℃線が25N近くまで
・東シベリア海の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃以下の領域が拡大
・アラスカのリッジ:850hPa・-4℃以上の暖気
・アメリカ90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が30N近くまで
・バッフィン湾の寒気トラフ:寒気東進
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小。
・アフリカ大陸S部の高気圧:ナミビア、南アフリカで昇温
・オーストラリアW部で昇温
・オーストラリアE部の寒気トラフ:寒気北上
・ニュージーランドのWの寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・ウルグアイ付近の寒気トラフ:寒気弱まりつつ東進、アルゼンチン40~30Sでは昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア135E57N付近
・南半球低極 -20℃:南極点~10E83S付近
・高極(7日00UTC) 24℃:コートジボワール、ナイジェリア~中央アフリカ、南スーダン、アンゴラ
・高極(7日12UTC) 28℃:アンゴラ、ナミビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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