全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年2月22日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バルカン半島の高気圧:暖気東進
・ロシア55Eの寒冷渦:寒気南下
・シベリア135E~日本海の寒気トラフ:寒気南下
・ボーフォート海の寒冷渦:寒気拡大
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特にバルカン半島の高気圧を周る流れで蛇行大。
・スペインの寒冷渦:寒気弱まりつつ東進、850hPa・4℃線は35Nの少しS
・バルカン半島の高気圧:暖気東進
・サウジアラビアS部~イランE部で昇温
・ロシア55Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が55N以南まで
・シベリア135E~日本海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が40Nまで
・太平洋170Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-8℃線は40N
・ボーフォート海の寒冷渦:寒気拡大
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Nの少しN
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は40Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大。
・南極大陸160E、同100Wの寒冷渦:それぞれの周辺で降温
・アフリカ大陸SE部(南アフリカE部~ケニア)で降温
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・ニュージーランドのEの高気圧:昇温
・チリS部~アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上、チリ・アルゼンチン40S以南で降温
・チリN部~ブラジルS部の高気圧:アルゼンチンN部、パラグアイで昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:ボーフォート海130W76N付近
・南半球低極 -32℃:南極点、南極大陸120E86S、145E75S付近
・高極(22日00UTC) 24℃:オーストラリア、メキシコ、ボリビア
・高極(22日12UTC) 24℃:エチオピア、中央アフリカ、コンゴN部、ウガンダ、アンゴラ~南アフリカ、オーストラリア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です