全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年6月3日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリア~ドイツのリッジ:昇温
・イラン~カザフスタン60Eのリッジ:昇温
・シベリア115Eのリッジ:昇温
・カナダ110Wのリッジ:昇温
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・イタリア~ドイツのリッジ:昇温、850hPa・12℃以上
・ロシアNW部の高気圧:暖気東進、850hPa・8℃線は70N
・イラン~カザフスタン60Eのリッジ:昇温、イランで850hPa・36℃以上の領域が拡大
・シベリア115Eのリッジ:昇温、850hPa・16℃以上の領域拡大、北縁は65Nの少しN
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・12℃以下の寒気が30N以南まで
・日本N部のリッジ:昇温、850hPa・12℃以上
・ベーリング海峡の寒冷渦:850hPa・-12℃以下
・アメリカ115W~カナダ110Wのリッジ:昇温、850hPa・20℃線は55N
・グリーンランドN岸の寒冷渦:寒気東進、E側で降温
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸160Wのリッジ:暖気南下、850hPa・-8℃線が75S近くまで
・ウェッデル海40Wの寒冷渦:S側で降温
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・オーストラリアのSの140Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・オーストラリアNE部で降温
・太平洋100Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・アルゼンチン40~30Sで昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:ベーリング海峡、ボーフォート海160W75N付近、カナダN部
・南半球低極 -48℃:南極大陸130E81S付近
・高極(3日00UTC) 32℃:サウジアラビア、イラン、アフガニスタンS部、パキスタンSW部、アメリカ115W付近
・高極(3日12UTC) 36℃:イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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