全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年6月4日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・チュニジア~ドイツのリッジ:昇温
・中国90E~モンゴルのリッジ:昇温、暖気東進
・中国NE部の寒冷渦:寒気東進
・アメリカ105Wのリッジ:昇温、暖気東進
・タスマン海の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・チュニジア~ドイツのリッジ:昇温、850hPa・12℃以上の領域が拡大
・ロシアN部の高気圧:暖気東進
・ウズベキスタン~カザフスタン65Eのリッジ:暖気東進
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
・中国90E~モンゴルのリッジ:昇温、850hPa・24℃以上、暖気東進
・中国NE部の寒冷渦:寒気東進、SW側で昇温
・シベリア130Eのリッジ:昇温、850hPa・12℃線は70N
・太平洋170Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35N以南まで
・ベーリング海峡の寒冷渦:停滞、850hPa・-8℃以下の寒気
・アメリカ105Wのリッジ:昇温、850hPa・24℃以上の領域拡大、暖気東進
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
・グリーンランドのリッジ:昇温
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸110Wのリッジ:暖気東進
・ウェッデル海の寒冷渦:寒気北上
・マダガスカルのS~モザンビークの寒気トラフ:寒気北上、アフリカ大陸SE部(南アフリカE部、ジンバブエ、モザンビーク)で降温
・タスマン海の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで、オーストラリアSE部で降温
・太平洋155Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・同80Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・アルゼンチンN部~ブラジルS部で昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:北極海155W80N付近、カナダN部
・南半球低極 -48℃:南極大陸125E83S付近
・高極(4日00UTC) 32℃:アルジェリア、イラン~アフガニスタンS部・パキスタンSW部、アメリカSW部
・高極(4日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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