全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年6月20日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北極点付近の寒冷渦:寒気持続
・チュニジア~ポーランドのリッジ:昇温
・ロシアのリッジ:昇温
・シベリア125Eの高気圧:昇温、西進
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にロシアのリッジの流れで蛇行大
・北極点付近の寒冷渦:850hPa・-8℃以下の寒気持続
・イギリスのNWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は55Nの少しS
・フランスのWの寒冷渦:寒気東進
・チュニジア~ポーランドのリッジ:昇温、850hPa・20℃線は50Nの少しS
・ロシアのリッジ:昇温、850hPa・16℃線は55Nの少しN
・カザフスタンE端の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は50N
・シベリア125Eの高気圧:昇温、850hPa・16℃以上の領域拡大、暖気西進
・太平洋170Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・0℃以下の領域拡大
・カナダW部のリッジ:昇温、850hPa・12℃線は65N
・同100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が55N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極半島のリッジの流れで蛇行大
・南極大陸40Eの高気圧:昇温
・大西洋05Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は25S
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・太平洋95Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・アルゼンチンで昇温:寒気抜ける

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極点付近の寒冷渦周辺
・南半球低極 -44℃:南極大陸125E78S付近
・高極(20日00UTC) 36℃:アメリカSW部110W付近
・高極(20日12UTC) 32℃:サウジアラビア、イエメン、イラン、アフガニスタン、パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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