全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年7月11日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペインのEのリッジ:暖気北上
・カラ海の寒冷渦:寒気南下
・シベリア175Eの高気圧:暖気北上
・アメリカSW部の高気圧:暖気持続
・南大西洋00Eの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・イギリスのWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が45Nまで
・スペインのEのリッジ:暖気北上、850hPa・28℃線が40Nまで
・カラ海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が70Nまで
・シベリア175Eの高気圧:W側で暖気北上、850hPa・16℃線が70Nまで
・北極海145Wの寒冷渦:850hPa・-8℃以下の寒気が東進
・アメリカSW部の高気圧:暖気持続、850hPa・32℃以上
・カナダ95Wのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は70N
・ラブラドル海の寒冷渦:寒気東進
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋00Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・オーストラリアのSWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・タスマン海の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・チリのリッジ:暖気南下、チリ・アルゼンチン40~30Sで昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:ラプテフ海とそのN、ボーフォート海
・南半球低極 -44℃:南極大陸10E83S付近
・高極(11日00UTC) 36℃:アメリカSW部
・高極(11日12UTC) 36℃:サウジアラビア、イラン、アフガニスタン、中国80~85E付近

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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