全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年7月21日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペイン~イギリスのリッジ:暖気持続
・日本海の高気圧:暖気持続
・エルズミーア島の寒冷渦:寒気東進
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・スペイン~イギリスのリッジ:暖気持続、850hPa・16℃線は45Nの少しN
・バルカン半島の寒気トラフ:寒気東進
・バレンツ海の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-4℃以下
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下
・日本海の高気圧:850hPa・20℃以上の暖気持続
・シベリア155Eのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃は65N
・カナダ100Wのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は55N
・エルズミーア島の寒冷渦:850hPa・-8℃以下の寒気東進
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が40N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸120Wのリッジの流れで蛇行大
・南極点近くの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-48℃以下
・南極大陸120Wのリッジ:昇温
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は25Sの少しS
・タスマン海の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が20S近くまで
・太平洋100Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
・アルゼンチンのリッジ:アルゼンチンで昇温
・ブラジルE部で降温持続

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海170W80N付近、エルズミーア島のSW
・南半球低極 -48℃:南極点付近、南極大陸115E74S付近
・高極(21日00UTC) 32℃:マリN部とその周辺、サウジアラビア~イラン、アメリカ105~115W付近
・高極(21日12UTC) 32℃:マリN部とその周辺、サウジアラビア~トルコ、イラン~パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です