全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年7月23日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランス~北海のリッジ:昇温
・ロシア50E~トルコの寒気トラフ:寒気東進
・サハリン~シベリア135Eのリッジ:昇温、暖気東進
・カナダ80Wのリッジ:暖気東進
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・フランスのWの寒冷渦:寒気東進
・フランス~北海のリッジ:昇温、850hPa・16℃線は50Nの少しS
・ロシア50E~トルコの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は40N
・バレンツ海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が65Nまで
・イランで昇温:850hPa・36℃以上の領域拡大
・サハリン~シベリア135Eのリッジ:昇温、850hPa・16℃線は60N、暖気東進
・アラスカの高気圧:850hPa・12℃以上の暖気持続
・カナダ80Wのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は65N
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気東進
・バッフィン島の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が70N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸20Eのリッジ:暖気南下、850hPa・-20℃線が75S以南まで
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS、モザンビークでは降温
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線は35S
・オーストラリアN部で昇温
・太平洋90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・チリ・アルゼンチン40S以南で降温:850hPa・0℃以下
・アルゼンチンN部(30S以北)~ブラジルS部で昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:北極海80N・160E~110W、カナダN部
・南半球低極 -44℃:南極大陸50E76S、110E74S付近
・高極(23日00UTC) 32℃:モロッコS部とその周辺、サウジアラビア~イラン、アメリカ105~120W付近
・高極(23日12UTC) 36℃:イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です