全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年7月29日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・中国100Eのリッジ:暖気東進
・シベリア110Eの高気圧:暖気東進
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・ロス海のNのリッジ:暖気南下
・南大西洋40Wの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にシベリア110Eの高気圧を周る流れで蛇行大
・グリーンランドの高気圧:NW側で降温
・バレンツ海の寒冷渦:寒気強化、850hPa・0℃以下の領域拡大
・カザフスタン70E~トルクメニスタンの寒気トラフ:寒気東進
・中国100Eのリッジ:暖気東進、850hPa・24℃線は45Nの少しN
・シベリア110Eの高気圧:ラプテフ海で暖気東進、850hPa・16℃線は80N
・同180Eの寒冷渦:寒気強化、南下、850hPa・0℃線が60Nまで
・アメリカ100Wの高気圧:降温、850hPa・28℃以上の領域は消滅
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にロス海のNのリッジの流れで蛇行大
・ロス海のNのリッジ:暖気南下、850hPa・4℃線が70Sまで
・南極大陸50Wの高気圧:周囲で昇温
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・タスマン海の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・太平洋100Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40Sの少しN
・アルゼンチンのリッジ:暖気東進
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が25S以北まで、ブラジルW部~S部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海165W82N付近
・南半球低極 -48℃:南極大陸105E74S付近
・高極(29日00UTC) 32℃:アルジェリアW部とその周辺、サウジアラビア~パキスタン、アメリカ105W付近
・高極(29日12UTC) 36℃:サウジアラビア、中国80~90E付近(タリム盆地)

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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