全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年10月15日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧~ドイツの寒気トラフ:寒気南下
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・北欧~ドイツの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が50N近くまで
・イタリアS部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が30N近く(チュニジア、リビアNW部)まで
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
・太平洋155Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35Nまで
・シベリアE部(140E以東)~北極海~グリーンランドN部で降温、850hPa・-16℃以下の領域拡大
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が35S近くまで、ナミビアS部、南アフリカW部で降温
・オーストラリアのSEの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30S、オーストラリアE部で降温
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・アルゼンチンのE(大西洋55W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S、アルゼンチン40S以北、パラグアイ、ウルグアイで降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:シベリアE部~北極海~グリーンランドN部の広範囲
・南半球低極 -40℃:南極点付近
・高極(15日00UTC) 28℃:アンゴラ~ボツワナ、サウジアラビア、メキシコ
・高極(15日12UTC) 32℃:ナミビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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