全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年11月16日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カザフスタン60E~イラクの寒気トラフ:寒気南下
・オホーツク海の寒冷渦:寒気東進
・アラスカN岸の寒冷渦:寒気強化、南下
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気東進
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・イギリスのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は55N
・北欧のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70N以北まで
・カザフスタン60E~イラクの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
・モンゴルの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Nの少しN
・オホーツク海の寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
・アラスカN岸の寒冷渦:寒気強化、南下、850hPa・-24℃以下の寒気、‐20℃線が65N以南まで
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40N
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-8℃線は40Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にインド洋40Eの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・大西洋05Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS、南アフリカS部で降温
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25Sまで
・タスマン海160Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN、アルゼンチン40~25Sで降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:ボーフォート海~アラスカN部、エルズミーア島のW、グリーンランドS部
・南半球低極 -28℃:南極大陸35E84S、120E78S付近
・高極(16日00UTC) 28℃:ボツワナSW部とその周辺
・高極(16日12UTC) 32℃:ナミビア、南アフリカ

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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