全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年11月20日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・トルコ~リビアの寒気トラフ:寒気南下
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ110Wの寒冷渦:寒気南下
・北大西洋60Wの寒気トラフ:寒気東進
・南極大陸45Eの高気圧:昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・アイスランドのWのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が60Nまで
・イギリスのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は55N
・イタリアのリッジ:暖気南下、850hPa・8℃線北縁は55Nの少しS
・トルコ~リビアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が30N以南(エジプトN部)まで
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35N近くまで
・カムチャツカ半島のSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は40Nの少しS
・カナダ110Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が65Nまで
・大西洋60Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸45Eの高気圧を周る流れで蛇行大
・南極大陸45Eの高気圧:昇温、中心付近とW側に850hPa・-8℃以上の暖気
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・ザンビア~モザンビークで降温
・オーストラリアのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・オーストラリア135Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30S、オーストラリアSE部で降温
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・アルゼンチン45S以北、パラグアイで昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:カナダ110Wの寒冷渦中心付近、グリーンランド35W76N付近
・南半球低極 -24℃:南極大陸130E75S周辺の広範囲
・高極(20日00UTC) 24℃:ブルキナファソ~エチオピアW部、アンゴラ~ボツワナ、ザンビア、オーストラリア中央部
・高極(20日12UTC) 28℃:アンゴラ~ボツワナ、タンザニアE部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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