全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年12月6日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリア~チュニジアの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気強化
・黄海の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気南下
・アルゼンチンのリッジ:昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・グリーンランドのEの高気圧:暖気北上、70N付近に850hPa・-4℃以上の暖気
・イタリア~チュニジアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N以南まで
・イランの寒気トラフ:寒気東進、サウジアラビアW部~イランW部で降温
・シベリア60Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-12℃線は55N。
・同130Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-40℃以下
・黄海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35Nまで
・太平洋170Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・12℃線が10Nまで
・ボーフォート海のリッジ:暖気北上、850hPa・-12℃線が75Nまで
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が40N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸100Eのリッジの流れで蛇行大
・南極大陸100Eのリッジ:暖気南下、850hPa・-12℃線が80Sまで
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・アルゼンチンのリッジ:チリ35S以南、アルゼンチン30S以南で昇温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -40℃:シベリア130E66N付近
・南半球低極 -20℃:南極大陸150E73S付近
・高極(6日00UTC) 24℃:チャドS部~エチオピアNW部、ザンビア、ジンバブエ、オーストラリアW部
・高極(6日12UTC) 28℃:ナミビア、ザンビア、エチオピアNW部、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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