全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年12月7日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北大西洋15Wの寒気トラフ:寒気南下
・バルカン半島~リビアの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア140Eの寒冷渦:寒気東進
・カナダ65Wの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・バルカン半島~リビアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が25Nまで
・パキスタンの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が30N以南まで
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が50N以南まで。
・中国110Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30Nまで
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Nの少しS
・シベリア140Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-32℃線は60N、850hPa・-8℃線は45N
・太平洋155Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
・カナダ65Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は40Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・アフリカ大陸S部(20S以南:ナミビア、ボツワナ、南アフリカ)で昇温
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・アルゼンチン50~30Sで昇温
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気北上、ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア140E65N付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(7日00UTC) 24℃:チャドS部~エチオピアNW部、ナミビア~ザンビア、オーストラリアW部、アルゼンチンS部
・高極(7日12UTC) 28℃:ナミビア、ザンビア、エチオピアNW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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