全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年12月27日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アフガニスタンの寒気トラフ:寒気南下
・カムチャツカ半島の寒冷渦:寒気東進
・アラスカSW部のリッジ:ブロッキング
・アメリカW岸の寒気トラフ:ブロッキング
・タスマン海160Eの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にロシアS部50E~アメリカ120Wの流れで蛇行大
・ロシアN部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・-12℃は50N
・アフガニスタンの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が30Nまで
・カムチャツカ半島の寒冷渦:寒気東進、日本付近の寒気は北上、850hPa・-8℃線は35N
・アラスカSW部のリッジ:ブロッキング、850hPa・-4℃線は65N
・アメリカW岸の寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・-4℃線は40Nの少しN
・グリーンランドS部の高気圧:停滞、850hPa・-4℃以上の暖気
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカW部の寒気トラフ:寒気東進、南アフリカで降温
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・タスマン海160Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで、オーストラリアSE部で降温
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・ボリビア、パラグアイとその周辺で昇温:850hPa・24℃以上

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア135E57N付近
・南半球低極 -16℃:南極点付近
・高極(27日00UTC) 28℃:メキシコ
・高極(27日12UTC) 28℃:アンゴラ、ナミビア、オーストラリアNW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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