全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年2月1日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランスのWの高気圧:暖気東進
・イタリア~リビアW部の寒気トラフ:寒気南下
・東シベリア海の高気圧:昇温
・カナダ100Wの寒冷渦:寒気強化、南下
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にフランスのWの高気圧を周る流れ、太平洋140Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・フランスのWの高気圧:暖気東進、暖気北縁は南下、850hPa・4℃線が55Nまで
・イタリア~リビアW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N近くまで
・バングラデシュの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が25N近くまで
・日本海の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は35N
・東シベリア海の高気圧:昇温、850hPa・-4℃以上
・カナダ100Wの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-36℃以下、寒気南下、850hPa・-28℃線が60N以南まで
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が45Nまで
・カナダ60Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-12℃線は45N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にウェッデル海のリッジの流れで蛇行大
・大西洋05Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が30Sまで、オーストラリアS部~SE部で降温
・ニュージーランドで昇温:850hPa・16℃以上
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S以北まで
・アルゼンチン45~30Sで昇温:850hPa・20℃以上

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:カナダ95W65N付近
・南半球低極 -24℃:南極大陸73S・105~130E付近
・高極(1日00UTC) 28℃:オーストラリアW部
・高極(1日12UTC) 28℃:オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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