全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年4月6日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのWの寒冷渦:寒気東進
・サハリンのNWの寒冷渦:寒気南下
・ベーリング海峡の寒冷渦:寒気西進
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気南下
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋155Wの寒気トラフの流れで蛇行大
・イギリスのWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は50N
・シベリア105Eのリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は60Nの少しN
・サハリンのNWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が40N以南まで
・ベーリング海峡の寒冷渦:寒気西進、850hPa・-24℃線南縁は65N
・太平洋155Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N以南まで
・アメリカ100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南アフリカのSの寒気トラフの流れ、南極大陸100Wのリッジの流れで蛇行大
・ロス海E部とその周辺(160W80S付近)で昇温:850hPa・-8℃以上の領域拡大
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しS
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・太平洋120Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:ベーリング海峡175W69N付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸130E82S、150E74S付近
・高極(6日00UTC) 28℃:マリE部~スーダン、アメリカS部、メキシコ
・高極(6日12UTC) 28℃:アフリカ大陸赤道以北の広範囲、サウジアラビア、イラン~インド

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です