全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年4月23日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペインの寒冷渦:寒気東進
・日本のEの寒気トラフ:寒気東進
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下
・五大湖のリッジ:暖気北上
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・北極海の寒冷渦:850hPa・-28℃以下の寒気持続
・スペインの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30Nの少しN
・日本のE(太平洋150E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40N
・アメリカ105Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は35N
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-20℃線が65N以南まで
・五大湖のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が50N近くまで
・大西洋60Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が40N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にインド洋90E~太平洋140Wの流れで蛇行大
・南極大陸130Eの寒冷渦:W側で降温、850hPa・-52℃以下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が25Sまで、アルゼンチン30N以北、ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:カナダ90W69N付近
・南半球低極 -52℃:南極大陸110E72S付近
・高極(23日00UTC) 32℃:メキシコ
・高極(23日12UTC) 28℃:ニジェール~インド

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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