全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年4月27日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシアNW部の寒気トラフ:寒気南下
・サハリンのEの寒冷渦:寒気南下
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気東進
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上
・南米大陸S部の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ロシアNW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が55Nまで
・インドで昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・サハリンのEの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が50N以南まで
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35N以南まで
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-8℃線が75Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に太平洋110Wのリッジの流れで蛇行大
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・16℃線が15Sまで、アフリカ大陸SE部(南アフリカE部、ジンバブエ、モザンビークS部)で降温
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで、オーストラリアW部で降温
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・南米大陸S部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN、アルゼンチン30S以南で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:スヴァールバル諸島
・南半球低極 -44℃:南極大陸105E72S付近
・高極(27日00UTC) 28℃:ニジェール~スーダン
・高極(27日12UTC) 28℃:チャド~アラビア半島S部、アフガニスタン~インド

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です