全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年5月18日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパのリッジ:暖気北上
・ウクライナ~バルカン半島の寒気トラフ:寒気南下
・サハリンのWの寒気トラフ:寒気東進
・カナダ80Wの寒冷渦:寒気南下
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にノルウェーのWのリッジの流れで蛇行大
・北極点の寒冷渦:850hPa・-20℃以下の寒気持続
・ヨーロッパのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が50N以北まで、同20℃線が40N以北(スペイン)まで
・ウクライナ~バルカン半島の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで
・シベリア110Eのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は60N
・サハリンのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は50N
・ベーリング海峡のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は70N
・カナダ80Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が50N近くまで
・大西洋65Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・ラブラドル海のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が65Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアルゼンチンのリッジの流れで蛇行大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・オーストラリアのSEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・太平洋100Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・アルゼンチンのリッジ:昇温
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が20S以北まで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:北極点周辺
・南半球低極 -40℃:南極大陸10E85S、105E80S~150E72S付近
・高極(18日00UTC) 32℃:アメリカ中央部、メキシコN部
・高極(18日12UTC) 32℃:エチオピアN部、サウジアラビア~パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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