全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年6月9日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのリッジ:暖気東進
・イランでの昇温
・ラプテフ海のリッジ:暖気北上
・バッフィン湾の寒冷渦:寒気東進
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・イギリスのWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は40N
・イギリスのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は50Nの少しS
・イランで昇温:850hPa・36℃以上
・ラプテフ海のリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が80N以北まで
・バッフィン湾の寒冷渦:寒気東進、850hPa・-8℃線は70N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に10E(南極大陸とそのN)~太平洋115Wの流れで蛇行大
・南極大陸100Eの高気圧:昇温、850hPa・-20℃以上
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・タスマン海の寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は30S
・太平洋115Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:北極点付近、バッフィン湾奥
・南半球低極 -40℃:南極大陸10E86S、100E87S付近
・高極(9日00UTC) 32℃:サウジアラビア、イラン、アメリカSW部、メキシコ
・高極(9日12UTC) 36℃:イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/