全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年6月19日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アイスランドのリッジ:暖気北上
・イタリア~ウクライナのリッジ:暖気東進
・中国120Eのリッジ:暖気東進
・カナダ95Wのリッジ:暖気東進
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にアメリカSW部(120W)~イベリア半島付近(10W)の流れで蛇行大
・グリーンランドE岸の寒冷渦:寒気強化、グリーンランドで850hPa・-8℃以下の領域拡大
・アイスランドのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が65N近くまで
・フランスのWの寒冷渦:寒気東進、イベリア半島、フランスで降温
・イタリア~ウクライナのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は55Nの少しS
・アラビア半島、イラクで昇温:850hPa・32℃以上の領域拡大
・中国120Eのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線が120Eまで
・シベリア150Eのリッジ:昇温、暖気東進、850hPa・12℃線が150Eまで
・カナダ95Wのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は55N
・アメリカNE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が35N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアのS(130E)~アルゼンチンのSE(60W)の流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・ナミビアのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25S以北まで、ナミビアS部、南アフリカW部で降温
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-8℃線が45S近くまで
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S以北まで
・アルゼンチンのSE(60W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海、グリーンランドの広範囲
・南半球低極 -40℃:南極大陸40W88S、140E85S付近
・高極(19日00UTC) 32℃:アラビア半島E部~イラン、アメリカ105W付近
・高極(19日12UTC) 36℃:イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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