全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年6月21日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリアのリッジ:昇温
・アフガニスタンの寒冷渦:寒気南下
・シベリア95Eの高気圧:昇温
・カナダ80Wのリッジ:暖気東進
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に大西洋40Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・ノルウェーのWの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が60Nまで
・イタリアのリッジ:昇温、850hPa・20℃線は45Nの少しN
・ベラルーシの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
・トルコの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・16℃線は30Nの少しN
・アフガニスタンの寒冷渦:寒気南下、アフガニスタン、パキスタン、インドNW部で降温
・シベリア95Eの高気圧:昇温、850hPa・12℃以上の領域拡大
・中国NW部で昇温:850hPa・24℃以上の領域拡大
・カナダ80Wのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は55Nの少しS
・エルズミーア島の寒冷渦:850hPa・-8℃以下の寒気
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランドのS(170E)~アルゼンチンのE(50W)の流れで蛇行大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・ナミビアS部の寒冷渦:寒気東進、ナミビア、ボツワナ、ジンバブエで降温
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・太平洋145Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しS
・アルゼンチンのE(60W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで、チリ25S以南、アルゼンチン30S以南で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:ラプテフ海の寒冷渦周辺、エルズミーア島~グリーンランドN部
・南半球低極 -40℃:南極大陸110E73S、145E76S付近
・高極(21日00UTC) 32℃:アラビア半島~イランSW部
・高極(21日12UTC) 36℃:サウジアラビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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