全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年6月23日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スウェーデンS部の高気圧:暖気北上
・モンゴルW部のリッジ:昇温
・シベリア110Eの高気圧:昇温
・アメリカ中北部での昇温
・南太平洋160Wの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は50N
・スウェーデンS部の高気圧:暖気北上、850hPa・12℃線が60Nまで
・モンゴルW部のリッジ:中国NW部~モンゴルW部で昇温、850hPa・28℃線北縁は50N
・シベリア110Eの高気圧:昇温、850hPa・16℃以上の領域拡大
・日本W部で昇温:850hPa・20℃線は35N
・東シベリア海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が70Nまで
・アメリカ中北部(100W付近)で昇温:850hPa・20℃以上の領域拡大
・グリーンランドで降温:850hPa・-8℃以下の領域拡大
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアのS(135E)~アルゼンチンのE(50W)の流れで蛇行大
・南極半島のWのリッジ:暖気東進、850hPa・-8℃線は75S
・インド洋65Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで、同12℃線が20S以北(ニューカレドニア、フィジー)まで
・アルゼンチンのSE(大西洋55W)の寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・-4℃線は40Sの少しN

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:東シベリア海の寒冷渦周辺、グリーンランドの広範囲
・南半球低極 -44℃:南極大陸150E75S付近
・高極(23日00UTC) 32℃:アラビア半島
・高極(23日12UTC) 36℃:サウジアラビア、イラン、中国90E付近

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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