全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年7月5日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北海の寒気トラフ:寒気東進
・カザフスタン70Eの寒冷渦:寒気東進
・シベリア140Eのリッジ:暖気東進
・アメリカ100Wのリッジ:昇温
・南大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・北海の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は50N
・カザフスタン70Eの寒冷渦:寒気東進、カザフスタンE部で降温
・中国NW部で昇温:850hPa・36℃以上の領域拡大
・シベリア140Eのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は55N
・カナダW部の高気圧:850hPa・16℃以上の暖気持続
・アメリカ100Wのリッジ:昇温、850hPa・28℃以上
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸120Eのリッジ:昇温、暖気南下
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
・南アフリカW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・インド洋85Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20S近くまで
・同80Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は35Sの少しS

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海の寒冷渦周辺
・南半球低極 -44℃:南極大陸10W83S、15E84S付近
・高極(5日00UTC) 32℃:イランE部、アフガニスタンS部、アメリカW部
・高極(5日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン、中国75~90E付近

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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