全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年10月26日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ドイツ~ノルウェーのリッジ:暖気北上
・カザフスタン60Eの寒気トラフ:寒気南下
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ90Wの寒気トラフ:寒気南下
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋30Wの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・ドイツ~ノルウェーのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が55Nまで
・カザフスタン60Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が50N以南まで
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N以南まで
・カナダ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が50N以南まで
・カナダ60Wのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は60Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南極大陸100Eの高気圧:暖気南下、850hPa・-20℃線が80S近くまで
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は45S
・ニュージーランドのリッジ:暖気南下、850hPa・8℃線が45Sまで
・太平洋155Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S以北まで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は30S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:カナダN岸、バッフィン湾、グリーンランドNE部とそのNE
・南半球低極 -32℃:南極大陸の広範囲
・高極(26日00UTC) 24℃:マリ、ブルキナファソ、南アフリカ~タンザニア、メキシコ、アルゼンチンN部とその周辺
・高極(26日12UTC) 28℃:ナミビア~タンザニア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です