全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年10月30日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ドイツ~ノルウェーS部のリッジ:暖気北上
・ロシア40Eの寒冷渦:寒気南下
・モンゴルE部の寒気トラフ:寒気東進
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気強化
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にノルウェーのWのリッジの流れで蛇行大
・スペインの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は40N
・ドイツ~ノルウェーS部のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が60N以北まで
・ロシア40Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が55Nまで
・カザフスタン65Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40N
・モンゴルE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40N
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-16℃以下の領域拡大
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・インド洋75Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が25S近くまで
・オーストラリアE岸のリッジ:暖気東進、オーストラリアSE部で昇温
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:シベリアE部、北極海の一部、カナダN部~グリーンランドN部
・南半球低極 -32℃:南極大陸110E73S付近
・高極(30日00UTC) 28℃:アルゼンチンNW部
・高極(30日12UTC) 28℃:アンゴラ~タンザニア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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