全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2022年11月1日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カザフスタン50Eの寒冷渦:寒気南下
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気強化
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上
・アルゼンチンN部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に北欧のリッジの流れで蛇行大
・イギリスのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は50Nの少しS
・北欧のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は75N
・カザフスタン50Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N以南まで
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が50N以南まで
・アメリカのW(130W)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N以南まで
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-24℃以下の領域拡大
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアSE部の寒気トラフの流れで蛇行大
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40Sの少しS
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・ニュージーランドで暖気南下:850hPa・12℃線が50Sまで
・太平洋125Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・アルゼンチンN部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が15Sまで、ボリビア、パラグアイ、ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:カナダ90W72N付近
・南半球低極 -28℃:南極大陸に散在
・高極(1日00UTC) 24℃:ナミビア~タンザニア、チャド、スーダン、メキシコ
・高極(1日12UTC) 28℃:ナミビア~タンザニア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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