全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年2月27日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・グリーンランドのリッジ:暖気北上
・スペインの寒冷渦:寒気南下
・モンゴルの寒気トラフ:寒気東進
・北大西洋60Wの寒気トラフ:寒気南下
・南太平洋100Wの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にイギリスのNの高気圧を周る流れで蛇行大
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-8℃線が75N以北まで
・スペインの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が40N以南まで
・モンゴルの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は45N
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-32℃以下の領域出現
・太平洋160Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Nの少しS
・アラスカのSWのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が55Nまで
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
・大西洋60Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・インド洋65Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・オーストラリアのS(130E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45Sの少しN
・太平洋100Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア130Eの寒冷渦中心付近、バッフィン島
・南半球低極 -32℃:南極大陸10W84S、150E77S付近
・高極(27日00UTC) 28℃:ナミビアSE部、南アフリカNW部、メキシコ
・高極(27日12UTC) 28℃:ナミビア~南アフリカ、スーダンS部~エチオピアNW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です