全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年3月9日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スヴァールバル諸島のSEの寒冷渦:寒気南下
・イラク~エジプトの寒気トラフ:寒気東進
・日本海の寒気トラフ:寒気東進
・ハワイのNWの寒冷渦:寒気東進
・ニュージーランドのWの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアラスカのSの高気圧を周る流れで蛇行大
・スヴァールバル諸島のSEの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が70N近くまで
・イラク~エジプトの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は25Nの少しN
・シベリア100Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-8℃線は50Nの少しS
・日本海の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Nの少しN
・ハワイのNW(165W)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は20N
・大西洋45Wの寒冷渦:寒気東進:850hPa・4℃線は30Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にインド洋50Eのリッジの流れで蛇行大
・大西洋00Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・インド洋80Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・ニュージーランドのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45S
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が20S近く(トンガ)まで
・チリのSW(85W)の寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は45S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:グリーンランドのNE、シベリア100E62N付近
・南半球低極 -36℃:南極大陸145E77S付近
・高極(9日00UTC) 28℃:メキシコ
・高極(9日12UTC) 28℃:ナミビア、ボツワナSW部、ウガンダ、ケニアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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