全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年1月27日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパのリッジ:暖気北上
・トルコ~サウジアラビアW部の寒気トラフ:寒気南下
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気南下
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気南下
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にヨーロッパのリッジの流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Nの少しN
・ヨーロッパのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が50Nまで
・トルコ~サウジアラビアW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N以南まで
・シベリア130Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が55Nまで
・アラスカの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が60Nまで
・アメリカ95Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N以南まで
・バッフィン湾の寒冷渦:寒気強化、850hPa・-32℃以下の領域拡大
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・オーストラリアのSE(160E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は40S
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45Sの少しN

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:カナダN部、グリーンランドNW部
・南半球低極 -20℃:南極大陸の広範囲
・高極(27日00UTC) 24℃:アンゴラ~ボツワナ、メキシコ、アルゼンチン
・高極(27日12UTC) 28℃:ナミビア

※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

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