全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年3月21日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北極海のリッジ:暖気北上
・シベリア90Eの寒冷渦:寒気南下
・日本海の寒冷渦:寒気東進
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気南下
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にアラスカ・ボーフォート海のリッジの流れで蛇行大
・北極海のリッジ:暖気北上、850hPa・-12℃線が80N以北まで
・モロッコのNWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が25N近くまで
・エジプト・リビアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が30N以南まで
・シベリア90Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が50N近くまで
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が50Nまで
・同70Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋05Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで
・インド洋55Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40Sまで
・ニュージーランドのWの寒冷渦:寒気北上、850hPa・8℃線が30S近くまで
・太平洋95Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで
・アルゼンチンのE(50W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S、アルゼンチン40S以北、ウルグアイで降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:シベリア90E、カナダ90W付近
・南半球低極 -36℃:南極大陸105~115E付近
・高極(21日00UTC) 28℃:メキシコ、アルゼンチンW部
・高極(21日12UTC) 28℃:アンゴラ、ナミビア、ウガンダ、エチオピア

※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

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