全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年3月29日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バルカン半島のリッジ:暖気北上
・ウズベキスタンの寒気トラフ:寒気南下
・中国NE部の寒冷渦:寒気東進
・アメリカ95Wのリッジ:暖気北上
・ニュージーランドのEの寒冷渦:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に太平洋175Eの寒気トラフの流れで蛇行大
・イベリア半島のWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Nの少しS
・バルカン半島のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が50Nまで
・ウズベキスタン(60E)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
・中国NE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
・アメリカ95Wのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が45N近くまで
・アメリカのE(70W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランドのEの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S近くまで
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・ニュージーランドのEの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで
・チリS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45Sの少しN

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア140E付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸110E、140E付近
・高極(29日00UTC) 28℃:チャドS部とその周辺、メキシコ
・高極(29日12UTC) 28℃:ナイジェリア~エチオピア、インド

※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

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