全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年5月1日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧のリッジ:暖気北上
・日本N部の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ115Wの寒気トラフ:寒気東進
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上
・チリのWの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にイギリスのWの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・イギリスのWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が35N近くまで
・北欧のリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が65Nまで
・カザフスタン75Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで
・日本N部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線は35N近くまで
・アメリカ115Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアのS(130E)~太平洋135Wの流れで蛇行大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S近くまで
・マダガスカルのS(45E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・オーストラリアのSW(100E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・太平洋130Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
・チリのW(75W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:カナダ100~75W付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸105~150E付近
・高極(1日00UTC) 32℃:メキシコ
・高極(1日12UTC) 28℃:アルジェリアSE部~アラビア半島S部、インド、ラオスN部とその周辺

※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

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