全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年6月9日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バルカン半島のリッジ:暖気東進
・インドN部での昇温
・アラスカのリッジ:暖気北上
・アフリカ大陸SE部での寒気北上
・アルゼンチンN部での昇温

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・バルカン半島のリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は45Nの少しS
・インドN部で昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・太平洋170Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が35N近くまで
・アラスカのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が70N近くまで
・カナダ75Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が45N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・アフリカ大陸SE部で寒気北上:850hPa・12℃線が15S以北まで
・インド洋65Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25S
・オーストラリアのSW(110E)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・オーストラリアE岸の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・太平洋150Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が30S以北まで
・アルゼンチンN部(30S以北)で昇温:850hPa・24℃以上の領域出現

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:カラ海、バッフィン島
・南半球低極 -48℃:南極大陸120E付近
・高極(9日00UTC) 32℃:アルジェリアS部、サウジアラビア、アメリカSW部
・高極(9日12UTC) 36℃:サウジアラビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧6月9日12UTC
北半球500hPa高度6月9日12UTC
南半球海面気圧6月9日12UTC
南半球500hPa高度6月9日12UTC
全球500hPa高度6月9日12UTC

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