全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年10月3日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バルカン半島の寒冷渦:寒気南下
・シベリア80Eの寒冷渦:寒気南下
・アメリカ120Wの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリア140Eのリッジ:暖気南下

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にバレンツ海のリッジの流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45N
・バルカン半島の寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が35Nまで
・シベリア80Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が50Nまで
・太平洋160Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで
・アメリカ120Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が30N近くまで
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が55N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S以北まで
・オーストラリア140Eのリッジ:暖気南下、850hPa・20℃線が35Sまで
・ニュージーランドのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・太平洋155Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・同90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:グリーンランド
・南半球低極 -36℃:南極点付近
・高極(3日00UTC) 28℃:マリ、アルジェリア、アメリカSW部
・高極(3日12UTC) 28℃:ナミビアとその周辺、アラビア半島~パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧10月3日12UTC
北半球500hPa高度10月3日12UTC
南半球海面気圧10月3日12UTC
南半球500hPa高度10月3日12UTC
全球500hPa高度10月3日12UTC