ツイッター上で話題になりました低気圧の多い天気図です（左図：1月10日06時）。図の中に11個の低気圧があります。3時、6時とも同じ数です。

私はこの中で、北海道からほぼ東に、まっすぐに等間隔（ほぼ400km）で5個の低気圧が並んでいるのが珍しいというか、「見たことない」と思いましたので、記録のためにブログに残したいと思います。

右の図はこの前の21時の天気図です。
21時で北海道近くの2個はそのまま維持され、その東の1個の低気圧が3個になったということです。

衛星画像を見たら、「渦製造機」のような雲域が東進しながら次々に雲渦を作っていく様子が見えました。

つまり、21時の北海道の東の低気圧の西側には雲渦があったが気圧が低くなっておらず天気図には低気圧として表現されなかったと思われます。その後、渦製造機が21時の低気圧の東に新たな渦を作ってそれが低気圧となり、西側の渦も気圧が下がって低気圧となり、2個増えてしまったということかなと思います。

このあと、9時には5個のうち2個（どちらから見ても2番目と4番目）の渦が弱まり、3個になりました。

（2021/1/12掲載）