全球大気の流れ、寒気・暖気の特徴:2018年4月27日12UTC
カナダ中部~東部の寒気持続
【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風帯の蛇行は、北太平洋東部~北米大陸で大きく、他ではやや大きい。
高緯度(60N以北):寒冷渦は、タイミル半島、ベーリング海峡、エルズミーア島のW、バッフィン島にあり、周辺に寒気。
中緯度(30~60N):北大西洋20Wに寒気トラフ、深まる傾向。チュニジア、イラクにそれぞれ寒冷渦、寒気は弱まりつつある。イラン~カザフスタンWにリッジ、暖気。オホーツク海に寒冷渦、日本に寒気トラフ。北太平洋165Wの寒冷渦南下。北米大陸W部に大規模なリッジ、暖気。北米大陸E部に寒気トラフ、ハドソン湾周辺に強い寒気。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
南極大陸:寒冷渦は10E、ロス海170Wにあり、10Eの渦周辺は寒気強化。80~70S帯はリッジとなっている部分が多く、周辺は暖気。
中緯度(30~70S):偏西風帯の蛇行はやや大きい。目立つ谷は10E、70E、170E、100Wにある。ニュージーランドにトラフ前面の暖気。南米大陸40S以南にトラフ対応の寒気。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
リビアにトラフ前面の暖気。アラビア海の高気圧強まり、パキスタン、インドで昇温。メキシコ湾に寒気南下。