国内気温概況:2018年7月23日18時(日本時間)までの最高気温の平年差
東日本太平洋側で平年より高い地点多い
【気圧配置】
15時では、熱低が東シナ海西部、低気圧が千島列島、高気圧が九州の南東と北海道の西にあり、本州の東海上から気圧の谷が東日本太平洋側にのびている。
【北日本:北海道、東北】
北海道は北からの寒気により平年並み~低めで、寒気の影響が大きかったオホーツク海側では平年より低い所があったが、太平洋側は山越えの風となって平年より高めの所があった。東北は、北部は曇りや雨で平年並み~低め、南部は晴れや曇りで平年並み~高くなった。
【東日本:関東甲信、東海、北陸】
上空の気温は平年並みだが、晴れた所が多く最高気温は平年並み~高くなった。北西風場により脊梁山脈の風下を中心に気温が大きく上昇、関東では平年差が+10℃以上の地点もあった。脊梁山脈を挟んだ平年差の違いは分布図に明瞭に表れている。
【西日本:近畿、中国、四国、九州】
上空の気温は平年並み~高め、晴れた所が多く最高気温は平年並み~高い。平年並みだったのは海風の影響を受けた所が多いが、日本海側~対馬海峡は海面水温が平年より3~4℃高く、海風でも平年より高くなった所があった。
【沖縄・奄美】
上空の気温は平年並み、天気はまちまちだが、風が吹き続けて最高気温は全地点で平年並みとなった。
※ 7月23日の国内気温記録更新:あり、上のボタンから「日本の気温」/「国内記録更新表」をご覧ください。
2018/7/23 | 18時までの最高気温平年差(小数点以下切り捨て) | |
地方 | 平年差の最低~最高 | 平年差の大きい地域 |
北海道 | -6 ~ +4 | 網走-6、釧路、日高-4、釧路、十勝+4 |
東北 | -4 ~ +7 | 青森、岩手-4、福島+7、宮城、山形+5 |
関東甲信 | 0 ~ +11 | 東京+11、埼玉+10、栃木、群馬+9、山梨+8 |
東海 | +2 ~ +8 | 愛知、岐阜、三重+8、静岡+7 |
北陸 | +1 ~ +7 | 富山+7、新潟、石川+5 |
近畿 | +2 ~ +7 | 大阪、兵庫、奈良+7、京都、和歌山+6 |
中国 | +1 ~ +6 | 岡山、広島、島根、山口+6、鳥取+5 |
四国 | 0 ~ +5 | 徳島、香川、高知+5、愛媛+4 |
九州 | 0 ~ +5 | 長崎+5、福岡、大分、佐賀+4 |
沖縄・奄美 | -2 ~ +1 |
850hPa気温、平年差 | ||
2018/7/23 09時(日本時間) | ||
地点 | 観測値 | 平年差 |
稚内 | 12.2 | -1.3 |
札幌 | 15.6 | +1.2 |
釧路 | 9.0 | -4.5 |
秋田 | 17.8 | +2.0 |
輪島 | 19.6 | +2.4 |
つくば | 20.6 | +2.9 |
八丈島 | 21.0 | +2.4 |
松江 | 20.4 | +2.4 |
潮岬 | 21.6 | +3.3 |
福岡 | 19.0 | +0.4 |
鹿児島 | 18.0 | -0.7 |
名瀬 | 21.0 | +1.7 |
南大東島 | 19.8 | +0.7 |
石垣島 | 20.0 | +0.2 |
父島 | 18.0 | -0.4 |