全球大気の流れ、寒気・暖気の特徴:2018年4月16日12UTC
(北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温)
ヨーロッパ付近とアラスカ付近の南北大蛇行は、それぞれ高気圧が分離して収まる傾向か。
寒気:カザフスタンW~イラクの寒気トラフ。カラ海に寒冷渦、シベリア70Eへの寒気トラフ。中国東部の寒気トラフ。カムチャツカ半島のSEのL、周辺に寒気。米国西岸~太平洋130Wへの寒気トラフ。五大湖付近の寒冷渦。エルズミーア島に寒冷渦、カナダNWに寒気。北大西洋30WにL、地上低気圧は955hPaに発達。
暖気:トルコ~バルト3国にリッジ、暖気。アラスカ北部に高気圧、暖気。
(南半球500hPa流れ、850hPa気温:30S以南)
南極大陸:ロス海の寒冷渦は解消。大陸上に目立つ低気圧、高気圧は無いが、170E付近から大陸の奥へ張り出すリッジが目立つ。南極大陸は全般に昇温傾向だが、南極点付近と120E80S付近のみ寒気が強化。
偏西風帯は蛇行が大きい状態持続。50E、120Wに大規模な渦、170Wに高気圧がある。他に10~20W、150E、80~100W付近の谷が目立つ。
オーストラリアSE部に寒気流入持続。南米南部の暖気移流場持続。
(低緯度域500hPa流れ、850hPa気温:30S~30N)
アフリカNW部の寒気弱まる。アフリカ南部の高気圧弱まる。メキシコNW部にトラフ前面の暖気。