全球大気の流れ、寒気・暖気の特徴:2018年4月17日12UTC

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
高緯度(60N以北):北極海175Wの高気圧が強化、北欧のリッジが持続。エルズミーア島、カラ海に寒冷渦があり動きは遅い。
中緯度(30~60N):偏西風の蛇行は北米~ロシアで大きく、他は小さい。北大西洋30Wに大規模な低気圧。
寒気:カザフスタンW~イランの寒気トラフ。カラ海の寒冷渦とそれに伴う寒気トラフによりロシア北東部~シベリア90Eに寒気。日本に寒気トラフ、寒気は弱まる傾向。ベーリング海に低気圧、周辺に寒気。北米大陸西部に寒気トラフ。五大湖に寒冷渦。米国西岸~太平洋130Wへの寒気トラフ。五大湖付近に寒冷渦。エルズミーア島に寒冷渦、カナダの寒気は北部のみ。
暖気:西欧にリッジ、暖気。東シベリア海に北極海の高気圧に伴う暖気。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
南極大陸:80W付近に寒冷渦形成。10Wに高気圧、周辺は暖気。170~120E付近のリッジ持続、周辺は昇温。
中緯度(30~70S)偏西風帯は蛇行が大きい。谷は、10E~10W、70E、150~170E、110Wのもの、尾根は160~180Wのものが大規模。ニュージーランド南部に寒気、南米南部(40S以南)に寒気。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
アフリカ中央部で晴れて暖気強化。インドも晴れて暖気強化。ブラジル南部に寒気トラフに伴う寒気。

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