全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年5月13日12UTC
北欧~ロシアを迂回する流れ
【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、北欧~ロシアを迂回する部分と北米大陸の西の大規模なリッジで大、その他はやや大。
フランスに寒冷渦。フィンランド~ロシアW部に高気圧。ウクライナに寒冷渦。東欧、北欧、ロシアW部に暖気。タイミル半島に寒冷渦、シベリア70Nの80~130Eに強い寒気(850で-12℃以下)。日本海に寒気トラフ。北太平洋170Eに寒冷渦。同130Wに大規模なリッジ、暖気。アメリカW部に寒冷渦。カナダN部に寒冷渦、カナダN部~E部に強い寒気。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行はやや大きい。
南極大陸:低気圧の強い渦は大陸上にはなく、大陸全般に昇温傾向。その中で40Eの高気圧周辺のみ降温傾向。
中緯度(30~70S):30Wに強い寒冷渦、30Wに深い谷を形成、寒気北上。タスマン海の渦は衰弱傾向。南アフリカにトラフ対応の寒気。オーストラリアSW部の暖気弱まる。ニュージーランドN部に渦前面の暖気。南米大陸30S以南は一時的にリッジで寒気抜ける。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
リビア、エジプトの寒気は持続。アフリカ中央部は雲がかかって降温。ブラジルS部の寒気持続。