全球大気の流れ、寒気・暖気の特徴:2018年4月29日12UTC

ヨーロッパの西に深い寒気トラフ

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風帯の蛇行は、北大西洋~ヨーロッパと北太平洋155Wの低気圧の周辺で大きく、他はやや大。
高緯度(60N以北):寒冷渦は、タイミル半島のN、カナダN部に2個、カナダN部~グリーンランドに強い寒気。シベリア120E以東にも850hPaで-8℃以下の寒気。
中緯度(30~60N):ヨーロッパのWの10Wに深い寒気トラフ、スペイン、モロッコに寒気、前面の東欧に暖気。イラクの寒冷渦停滞。ロシアE部に寒気トラフ。モンゴルに寒気トラフ。北太平洋170Eに寒冷渦、160Eへの寒気トラフ。北太平洋155Wに寒冷渦、昇温傾向。アメリカNW部に寒冷渦。北米大陸中部にリッジ、暖気。北米大陸E部に寒気トラフ。北大西洋40Wにリッジ。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
南極大陸:ロス海170Wに寒冷渦が停滞、周辺の寒気強化。南極点~120E線周辺でも寒気強化。
中緯度(30~70S):偏西風帯の蛇行は、100E、115Wの谷付近でやや大の他は小さい。南アフリカの寒気は抜けた。オーストラリアSE部にリッジに伴う暖気。ニュージーランドには低気圧に伴う暖気。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
アフリカNW部にトラフに伴う寒気、アフリカのWでも寒気南下。アフリカ中央部(ニジェール、チャド)で昇温。パキスタン周辺でよく晴れて昇温。ハワイのWで寒気南下。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です