全球大気の流れ、寒気・暖気の特徴:2018年4月30日12UTC

カナダ北東部に強い寒気

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
高緯度(60N以北):寒冷渦は、カラ海、ベーリング海峡、バッフィン島のSにあり、カナダNE部~グリーンランドに強い寒気。シベリア120E以東の850hPaで-8℃以下の寒気持続。
中緯度(30~60N):偏西風帯の蛇行は、北太平洋180~140W付近で大きい他はやや大。西欧に寒気トラフ、前面の東欧に暖気。シベリア70E~カザフスタンW部に寒気トラフ。シベリア100Eにリッジ、暖気。北太平洋180Eに寒気トラフ。北太平洋155Wに寒冷渦、W側に寒気、E側に暖気。北米大陸W部に寒気トラフ。アメリカNE部に寒冷渦。北大西洋40~20Wにリッジ。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
南極大陸:強い渦は無い。110Eのリッジ付近で昇温。140Eの80S以北で寒気強まる。
中緯度(30~70S):偏西風帯の蛇行はやや大きい。120~110E、100~110W、50Wの谷が目立つ。オーストラリアSW部にトラフに伴う寒気。オーストラリアSE部にリッジ、暖気。南米大陸S部(30S以南)にトラフに伴う寒気。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
アフリカNW部にトラフに伴う寒気。アフリカ中央部(ニジェール~スーダン)で昇温。パキスタンにリッジ、周辺で昇温。南米大陸S部の20~30Sにトラフ前面の暖気。

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