全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年8月31日12UTC

北欧~西欧に寒気トラフ

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~大。ロシアのリッジで蛇行大。
北欧~フランスに寒気トラフ。イラクに高気圧。スヴァールバル諸島のNEに寒冷渦。ロシアに大規模なリッジ。シベリア110E~カザフスタンN部に寒気トラフ。中国NE部にリッジ。サハリンに寒冷渦、日本海に寒気トラフ。太平洋160Wに高気圧。北極海140Wに寒冷渦、850hPaで-8℃以下の寒気拡大。カナダ中部~アメリカW部に寒気トラフ、前面のアメリカ中部に暖気。アイスランドのWに寒冷渦、ラブラドル海に寒気トラフ。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大。
南極大陸:05W、120Wに寒冷渦、寒気。大西洋側の強い寒気(850hPaで-40℃以下)は消滅したが、南極点周辺と70S帯(70~80S)100~160Eでは持続。70Eで高気圧強まり昇温。
中緯度(30~70S):00E、150E、130~140W、70Wのトラフ、ニュージーランドの寒冷渦が目立つ。南アフリカ(30S以南)でトラフの寒気がE進。オーストラリアSW部の寒気持続。同SE部にトラフの寒気。ニュージーランドに寒冷渦。南米大陸40S以南で寒気持続、30S帯(30~40S)で寒気北上。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠:高気圧は衰弱したが暖気は持続。アラビア半島で昇温。オーストラリアE部にトラフの寒気。タヒチ付近に寒気北上。南米大陸20S帯(20~30S)に寒気北上。

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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